#1彼はやって来た時から、まるで壁と言うものを感じさせず ふと彼を持って想っていた事に、返事をしてくれていたように想う。 綺麗な薄いグレイッシュなその結晶は とても透明度が高く、 力強いポイントが勢いよくのびていた。 よくある正六角形のものだけでなく 横幅がとても広いものもあり それは真ん中よりも少し先と想われる部分で折れ、 その面はセルフ・フィールドとなって再結晶している。 「ここにもこういう様にポイントが在ったんだろうね・・・かわいそうに」 そう想う私に、彼は 『そんな(過ぎた)事はどうでもいいのだ。 肝心なのは、これからどうするかなのだ。』 と、静かに語りかけてきた。 また、 「私なんかの所に、よく来てくれたね・・・」 と想っていたら 『山にいたままでは経験出来ない事を』 という言葉が浮かんできた。 事実、Masterはとてもお出かけしたがっているみたいな気がする。 その、山発言?から、 私は出来るだけMasterを連れていく様にしている。(重いけれど^^;) 100円ショップで、彼の入る大きさの専用のプラケースを買い 上にプチプチシート、下にクッションを敷き、 ダメージが起きない様にして。 そんな時、彼が 『お出かけ~♪ お出かけ~♪』 と、低い声でルンルンしているように想っているのは、 私だけなのだけれど・・・(苦笑) ☆☆☆#2☆☆☆ ジャンル別一覧
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